メイド・イン・友禅 [友禅の誕生]
〜元禄で花咲く2人のカリスマ絵師〜
[尾形光琳]
友禅斎が活躍した同じ時代、もう一人のカリスマ絵師、尾形光琳が登場します。光琳が描く屏風絵は、草木や水など身近な自然を大胆に図案化した装飾的なデザインが特徴で、部屋を飾るインテリアとして用いられました。また扇やうちわ、硯箱の蒔絵などの生活に密着した工芸品をも手がける縦横無尽さはさしずめ元禄のマルチクリエーター。光琳の描いたデザインは小袖にも応用され、宮崎友禅斎の後を受け、光琳文様として一斉を風靡することとなります。後に俵屋宗達や酒井抱一らと合わせ「琳派」と呼ばれるようになり、現在染められている友禅において琳派文様は定番の古典柄になっています。